公務員は世間的に言えば非常に安定した職業です。
そんな安定した公務員を辞めてしまう人達は、それ以上のレベルへ行ける優秀な人達なのでしょうか?
周りに公務員を辞めようとしている人がいる方、自分自身が公務員を辞めて転職しようとしている方は、このような疑問を持つはずです。
そこで、この記事では15年間市役所で働いた元公務員の私が、公務員を辞める人は優秀なのか、優秀な人はなぜ公務員を辞めてしまうのかについて解説していきます。
本記事の内容
- 公務員を辞める人は優秀なのか
- なぜ優秀な人は公務員を辞めるのか
- 公務員が転職を検討する際にやるべきこと
公務員がヒューガンを使う理由
- 今の自分の市場価値がわかる
- 公務員の市場価値を理解している
- 公務員と同等以上の年収が狙える
- 公務員を求める企業がたくさんいる
- 他の転職サイトでは見つからない求人
- 無料で登録ができる
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公務員を辞める人は優秀なのか
結論から言うと、病気で辞めざるを得ない人、結婚などの家庭の理由で辞める人を除けば、優秀な人が非常に多いです。
なぜなら、自分のやりたいことを見つけて、公務員という安定を手放してでも民間企業へ転職したり、個人事業主になったりと前向きな転職が多いから。
また、公務員を辞めていく人達の共通点を見ていると、普通に公務員として働いているだけでは思いつかないような近代的な発想や、頭の回転が早い人ばかりです。
なので、公務員を辞めようと言う発想に思い立っている時点で、周りの公務員より優秀なのではないでしょうか。
なぜ優秀な人は公務員を辞めるのか
優秀な人が公務員を辞めてしまう理由を紹介します。
スキルが身につかないから
公務員の仕事は事務仕事や市民対応などの公務員独特の仕事が多く、民間企業で役に立つようなスキルは身につきにくいです。
公務員もExcelやWordは部署によってはかなり使いますが、せいぜいデータをまとめられる関数を組んだり使い方を学ぶ程度。
公務員は民間企業や自分の手で稼ぐために必要な、マーケティングや経営術のスキルは皆無と言って良いほど必要ない仕事。将来的に自分で何かやりたいと思っても時すでに遅しとなってしまう可能性が高いので、優秀な人ほど早めに辞めてしまうのです。
頑張っても給料が上がらないから
これは人によっては大きなメリットでもありますが、公務員は年功序列で給料が上がっていくので、どれだけ優秀で頑張ろうが給料は決まった額しか上がりません。
周りの友達が民間でバリバリ働いて給料をあげる中、自分はどれだけ頑張っても給料が上がらない状態に嫌気が差し、高みを目指す優秀な人は辞めてしまいます。
理不尽な低レベルのクレームにうんざり
官公庁や自治体、部署や職種にもよりますが、どこに行っても公務員は市民や団体からのクレームに苦しんでいます。
しかも、その中身の大半は理不尽なものや低レベルなどうしようもないクレームが多く、優秀な人ほど非常にストレスの溜まる仕事なのです。
どれだけ優秀だろうが、このクレーム対応からは逃れられませんので、自分の能力を発揮できる民間企業へ転職したり個人事業主になる方が多いのです。
転職を検討する際にやるべきこと
公務員から転職を検討する際にやるべきことを解説します。
辞める前に転職活動を開始する
公務員を辞めた後に転職活動を始めるのは非常にリスクがあります。
公務員から民間企業に転職するのは簡単ではないですし、収入のない状態での転職活動は精神的に焦ってしまい、転職活動に支障をきたしてしまう可能性が非常に高いので、在職中の転職活動は必須と言って良いでしょう。
自分に合う転職サイトを見つける
公務員を辞める前に転職活動を始めるのは必須とお伝えしましたが、転職サイトの登録も必須と言って良いでしょう。
そして、実際に企業探しをスタートし転職活動の流れやイメージをしっかりと掴むのが重要。
公務員が転職サイトを理由するなら『doda(デューダ)』がオススメです。ただ、複数の転職サイトに登録するのが基本なので、『ビズリーチ(BIZREACH)』や『マイナビエージェント』を同時に登録までしておくのがスタートラインです。
自分の市場価値を調べておく
公務員は特別なスキルを持ち合わせていない場合が多く、『転職活動がなかなか上手くいかない』なんてことも珍しくありません。
なので、公務員を辞める前にまずは自分の市場価値を調べておき、どのレベルの企業を目指すことができるのか理解しておくことが大事です。
まとめ:公務員を辞める人は優秀な人が多い
この記事では『公務員を辞める人は優秀なの?高倍率を勝ち抜いたのにどうして?』について書いてきました。
紹介してきたとおり、病気や家庭の事情以外で公務員を辞める人は優秀な人が多いです。同じような理由で辞めようか悩んでいる方は、転職を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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